一片の曇りもない世界。

心理、人文科学、テクノロジー、科学など、様々な分野について書いていきます。

自分に合った自己啓発書の選び方

ここ数年、様々な自己啓発本を読んできた。

結果、「どの本も書いてあることの本質はほぼ同じ」だと気付いた。

 

 

ただ、世界観やら文体やら構成やら一番重視するものやらが本によって違うので、

それぞれ全く違うことを言っているような印象を受ける

ここでいう世界観というのは、「世界を、人生をどういうものとして見ているか」ということ。

 

 

人生は戦い、勝ち、成功しなければならない」という世界観の本と、

人生は穏やかに、平和に、幸せに生きていくものだ」という世界観の本があるのだが、

当然ながらこの二つは世界観が全く違う179度くらい違う。どちらも同じ自己啓発書なのだが。

しかし読んでみると、書いてあることがとても似通っているのだ

 

 

例えば前者は、

過去のことを思い出して後悔するな。時間が勿体ない。目の前の闘いに集中しよう

と書いているのに対して、後者は、

後悔したことを考えると、様々な感情が湧き、心が乱れてしまいます。目の前のことに集中すれば、心の乱れはどこかへ行きます」と書いていたりする。

これは両者とも違うことを言っているようで、同じことを言っている

要はどちらも、「目の前に集中しろ」と言っているのだ。

今、啓発書界隈 (?) でブームである「マインドフルネスしろ」と言ってるわけである。

 

 

なあんだ、書いてあることはどれも(ほとんど)同じか。

じゃあとりあえず名著と呼ばれるものを買って、それを実践していけばいいんだ

 

その通りである。どうぞそのまま実践して続けて、成功或いは幸せな道を歩んで行って、どうぞ。

 

 

しかしそうはいかない。なぜか?

やはり自分に合った(好きな)世界観、文章、価値観の本を読みたいと思うから。

自分に合った本の方が、心の底から納得するだろうから。心の底から納得したほうが、

行動に移しやすいから

そりゃそうだ。好きな小説を選ぶ時もそうするだろう。

 

 

じゃあ自分に合った本に出逢うにはどうするか?

 

 

本屋で片っ端から立ち読みする

これが一番早い。で、フィーリングや直観で良いと思った本を選び、それを読み、実践していく。

 

でもじゃあ自分の持つ(好む)世界観や価値観がわからないという混沌とした状況にある人はどうするの?という話。

啓発書やビジネス書を読み漁る人はこういう状況に陥っている人が多い。

私はそうでした

 

 

そういう場合は、

エニアグラム

MBTI

といった性格診断をやって、自分はどういう性格で、どういったものが好きで、どういった目でこの世界を見ているのか、を知ると良い。

 

www.clearskyworld.com

 

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例えばエニアグラムなのだが、エニアグラムでタイプ3と判定された人は、いわゆる「成功」というものに価値を置いている可能性が高い

その場合は、「成功の心理学」や「成功のための〇〇」など、成功することに重きを置くような本が合うだろう。

MBTIでいえば、Te[外向的思考]が第一にある、ESTJENTJといった人が合うだろう。

 

 

といった感じで、自分を知ると色々話が早い。

どの啓発書にもあるように、「まずは自分を知る」ということは大事なのだ。

自分を知ると、どういう本が自分に合うのかが自然とわかるようになる

 

 

というわけでここでは、

巷に出ている啓発書には主にどういったタイプがあるのか、MBTIでいえばどのタイプの人が合うのか、書いてみた。

参考までに。

自己啓発書のタイプ一覧

 

マインドフルネス系

最近ブームになっている、"今ここ" 系。

今目の前のこと、今やりたいことに集中するのが一番良いというもの。

過去や未来のことは考えない。今のことに集中する

もちろん目標というのは大事だが、

目の前のことに集中していれば、いつの間にか目標に達している、といったもの。

座禅のように、呼吸を整えて心を落ち着かせ、余計な思考をするのをやめようというものもあるし、

過去は振り切ってひたすら突き進もう、みたいなものもある。

MBTIでいうと、外向的感覚(Se)の色が強い。

ESTP,ESFPの人におすすめ

 

習慣系

習慣化すれば、たいていの事はできるようになる。

なのでその習慣力をつけるにはどうすれば良いかを書いたもの。

MBTIでいうと、内向的感覚(Si)の色が強い。

ISFJ,ISTJの人におすすめ。

 

直観・直感系

ひらめきやセレンディピティ(偶然の気づき) はどうすれば起こせるか?

→遊びとか楽しむとかをもっと重要視したほうが良い

ということを書いたもの。

MBTIでいうと、外向的直観(Ne)の色が強い。

ENFP,ENTPの人におすすめ。

 

信念系

この世に生きているからには何か理由があるはず。

つまり、自分のやるべきことがあるはずだ。

だからそれを探そう。見つけよう。

見つけるためにはどうすればよいか?→心を整えたり、思考を整えたり・・・

ということを書いたもの。

MBTIでいうと、内向的直観(Ni)の色が強い。

INFJ,INTJの人におすすめ。

 

成功系

成功の〇〇という本はこれ。

PDCAや目標、計画などを重要視している。

こちらは自己啓発書というよりも、ビジネス書に近いか。

(そもそも自己啓発書とビジネス書の境目などはないか)

熱意溢れるものである。

MBTIでいうと、外向的思考(Te)の色が強い。

ESTJ,ENTJの人におすすめ。

 

思考を整える系

あらゆることを一旦脇に置いといて、

「自分が本当にやりたいことは何か?」や「自分はこれを考えるべきか?」などを自分に問いかけ、

やりたいと思わないことはなるべくやめる。

考えても仕方のないことは一切考えないようにする、というもの。

いわば思考の断捨離をしようというもの。

MBTIでいうと、内向的思考(Ti)の色が強い。

INTP,ISTPの人におすすめ。

 

 

one for all all for one 系

自分が幸せになれば皆も幸せになれる。

皆が幸せになれば自分も幸せになれる。最高の循環。

じゃあそのためにはどうすればよいか?

ということを書いたもの。

MBTIでいうと、外向的感情(Fe)の色が強い。

ENFJ,ESFJの人におすすめ。

 

心を整える系

思考を整える系と似ているが、あちらは「思考」を整えるのに対し、

こちらは「心」を整える。つまり感情を整えることに重きを置くもの。

心に問いかける、感情の感じ方、等について書いてある。

MBTIでいうと、内向的感情(Fi)の色が強い。

INFP,ISFPの人におすすめ。

 

どの本も書いてあることの本質はほぼ同じ

と書いてきたが。

タイトルと世界観etcが異なるだけで、

どの本も良く飛んでみると同じようなことが書いてある。

色々なエッセンスを取り入れろ、ということなのだ。

 

どういうことかというと、例えば成功系の本であれば、

「成功するためにはまず思考を整えねばならない。だから思考を整えよう。

感情もしっかりと操縦することだ。だから感情を整えよう。」

といった感じ。

思考を整える系、心を整える系の書籍で強調されていることが、

成功系の本にも書いてあるのだ。

 

 

心を整えて、思考を整えて、信念を持ち、バイタリティに溢れ、皆の幸せを願い、ひらめきを掴み、習慣力をつけ、"今ここ"を大切にし、生きる。プラスして色々。

これが、大体どの本でも書いてある。

つまり、全部大切だから全部身に着けようということだね。

 

 

そういうわけで、色々な本を読むのをおすすめする。

とは言っても、世界観etcが合わないと読む気が起きないと思うので、

まずは自分に合ったものを読んでみよう、という話。

そしてそれを軸にして、広げていけばいいと思う。

しっかりとした軸を持っていれば、自然と広がっていくよ。

 

 

 

ではまた。