一片の曇りもない世界。

心理、人文科学、テクノロジー、科学など、様々な分野について書いていきます。

体と思考と感情を整えるために-12種類の内界と外界のフロー-

密教には、「身口意」という言葉があり、

やっていること、言っていること、思っていること、

この3つを揃えることが重要だと言われています。

そして、これらを整えることで、

無意識」というより深い部分のものも整える事が出来ると言われています。

 

そして

やる前に

言う前に思考

思う前に感情

というものが在るわけですが、

この思考感情をしっかりと整えることが出来れば、

やることも、言うことも、思うことも、ひいていは無意識もしっかりと整えられたものになるのではないでしょうか。

体と思考と感情

体と思考と感情

そこで、思考感情を整えるためにはどうすれば良いか、

そもそも整えようと思って整えられるのか?細かく見ていきたいと思います。

 

「自分」と「自分以外」の間で影響を与え合っている

まず最初に、 

自分の体、思考、感情、つまり「自分」という存在を「内界」とし、

「自分以外のヒト、モノ、コト(出来事)、空間」を「外界」とします。

 

内界と外界

 

例えばここで、この記事を読んでいる「あなた」を「内界」とし、

「あなた以外のヒト・モノ・コト・空間」を「外界」とします。

 

あなたは映画を見て、心地よい気分になったとします。

これは「あなた以外のヒト・モノ・コト・空間」、つまり「外界」が、

「あなた」、つまり「内界」に対して影響を及ぼしたと考えることが出来ます。

これを感情の「外界から内界への影響」、略して「」とします。

インプット」みたいなものですね。

 

 

次にあなたは、その映画の感想文を書いたとします。

これは「あなたの中の思考と感情 = 内界」を「あなた以外の空間 = 外界」に放出したと考えられます。

つまり「内界の感情」を「外界」へ放出したと考えることが出来ます。

これを「内界から外界への影響」、略して「」とします。

アウトプット」みたいなものですね。

 

 

インプットとアウトプットの図

 

この

」(インプット)

」(アウトプット)

の流れが、体の活動思考の活動感情の活動それぞれに存在しているわけです。

 

したがって、

体の活動における「」(インプット)と「」(アウトプット)

思考活動における「」(インプット)と「」(アウトプット)

感情活動における「」(インプット)と「」(アウトプット)

これら6つの流れを常に把握(モニター)していれば、

自分の、思考、感情の状態というものが常に意識することができる、というわけなのです!

体、思考、感情のインプット、アウトプット

さらに、これらの流れを能動的に変えることで、

自ら良い流れを作りだすことができるのです。

つまり自ら、体、思考、感情それぞれを整えることが出来るのです!

そしてそれらを整えると、「無意識」といった深い部分も自然と整えられるのです!

 

 

では、思考感情を整えるにはどうすれば良いかわかった所で、

次に、思考感情における

「外→内」(インプット)「内→外」(アウトプット)

にはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう

 

体活動、思考活動、感情活動それぞれのインプット・アウトプット

体的活動における「外→内」(インプット)とは、

外側のエネルギーを自分の体に取り込む、というものです。

例えば、深呼吸をする、食事をする、など。

 

体的活動における「内→外」(アウトプット)とは、

自分が持っている体のエネルギーを外に出す、というものです。

例えば、運動をする、ストレッチをする、など。

 

 

思考的活動における「外→内」(インプット)

外側の出来事に対しての思考の動き、というものです。

例えば、本を読んで考える、外側の出来事に対して「なぜ?」という思考を巡らす、など。

 

思考的活動における「内→外」(アウトプット)とは、

内側にある思考を外に出す、というものです。

例えば、考えていることを紙に書きだす、思考を言葉にして話す、など。

 

 

感情的活動における「外→内」(インプット)とは、

外界のヒト・モノ・コトに対しての感情の動き、というものです。

例えば、映画を見て泣く、音楽を聴いて気分が高揚する、など。

 

感情的活動における「内→外」(アウトプット)とは、

内界にある感情を外に出す、というものです。 

例えば、感情を顔に出すとか、感情を言葉にして発する、など。

 

 

これら6つの活動の流れを能動的に調節することにより、

自分の思考感情を整えていこうということなのです。

 

自分の6つの流れ2

 

 「高める(集中)」と「落ち着かせる」もの

インプットアウトプットの流れを調節し、能動的に整えていくのですが、

整えるにしても、

高める(集中させる)」のか、

落ち着かせる」のか、

その時の状態、気分によって変える必要があります。

つまり、整えるにしても、通りのやり方があるということです

 

高める(集中させる)」ものには、

ギアを上げる、集中力を上げる、高揚させる効果が期待でき、

落ち着かせる」ものには、

雑念を払う、リラックスさせる効果が期待できます。

 

 

例えば、

準備運動」は

体を「高める(温める)」効果が期待できます。

体を本格的に動かす前に準備運動をして体を温めることで、

いつでも全力を出せるように「高めて」おくのです。

 

ストレッチ」は

体を「落ち着かせる(リラックスさせる)」効果が期待できます。

運動後にストレッチをすることで、体をリラックス(落ち着かせる)させるのです。

 

 

笑う」ことは

感情を「高める(高揚させる)」効果が期待できます。

笑うことで、前向きな気持ちになることが出来ます。

 

クラシック音楽を聴くこと」は

感情を「落ち着かせる」効果が期待できます。

静かな音楽を聴くことで、たかまりすぎたテンションを落ち着かせることが出来ます。

 

 

アファメーション」は

思考を「高める(集中させる)」効果が期待できます。

日々、雑念で目標を見失いそうなとき、目標をアファメーションすることで、思考を目標に「集中させる」ことが出来ます。

 

瞑想」は

思考を「落ち着かせる」効果が期待できます。

瞑想することで余計な思考を消す(落ち着かせる)ことが出来ます。

 

 

ということで、

(思考感情) × (アウトプットインプット) × (高める落ち着かせる)

= 3 × 2 × 2

= 12種類 の流れが存在するということです。

 

つまり

を整え方にも4通りのものがあり、

思考の整え方には4通りのものがあり、

感情の整え方にも4通りのものがあるわけで、

これら12種類のインプット、アウトプットの流れを把握しておくことで

思うとおりに思考感情を整えることが出来るようになるのです。

 

まとめるとこんな感じ。

 

12種類の流れ



さて、ではそれぞれ具体的に何をすればよいか、書いていきます。

 

12種類のインプット、アウトプットとそれぞれの整え方

体活動、思考活動、感情活動それぞれのインプット、アウトプットと、

それぞれの整え方について、

図にしてみました。

体活動におけるインプット、アウトプット

思考活動におけるインプット、アウトプット

感情活動におけるインプット、アウトプット

こんな感じです。

他にもたくさんの整え方があると思います。

 

 

体が疲れているから、体を落ち着かせたいなあ、と思った時は、

体活動の

インプット落ち着かせる か

アウトプット落ち着かせる か

どちらかを行えば、体が落ち着くというわけです。

インプットアウトプットどちらが良いかは、

その時の状態、状況によって変わります。

まあ、その時にやりたい方で良いでしょう。

 

テンション上げたいな、というときは、

感情の

インプット高める か

アウトプット高める か

どちらかを行えば、テンションが上がるというわけです。

 

内界→内界という整え方

上記の12種類のインプット、アウトプットによる整え方以外にも、

内界で内界へ影響を与えて、体、思考、感情を整える」というものがあります。

どういうことかと言いますと、例えば、

イメージ(イメージトレーニング)

心の中で「私はできる!」などを唱える(一種のアファメーション?)

頭の中で考えを巡らし、答えを出す

睡眠(夢)

などです。

 

これらは、自分の中で始まり自分の中で終わるので

外界からの影響(インプット)外界への影響(アウトプット)というものがありません。

外界の状況や状態に左右されずにできるので、

ある意味究極の整え方だと言えます。

 

 

一説には、これらは直接意識、無意識に作用しているのではないか?と言われていますが・・・

内界、ビジュアライゼーション、イメージング、無意識

詳しい話は別途書く予定です。

 

まあ、しっくりくるのをやりましょう。 

おすすめの体、思考、感情の整え方

色々な整え方がありますが、

感情と思考を両方落ち着かせることが出来るなど、

効果の範囲が広いものもあります。

それらを紹介していきましょう。

 

深呼吸

体に空気を吸収(インプット)し、体から空気を放出(アウトプット)する。

体を落ち着かせる効果があります。

さらに、呼吸に集中している時、なんと感情と思考も落ち着かせることが出来るのです!

つまり、

体→イン/アウトプット→落ち着かせる

感情、思考→落ち着かせる

という効果があるのです。

 

googleで「深呼吸」と検索すると

1分間の深呼吸エクササイズガイドが出てきます。

疲れた時、やってみてはいかがでしょうか。

 

1分間深呼吸エクササイズ

 

 

何か乱れてるな、と思うときは、深呼吸をするとよいです。

瞑想

瞑想には色々なやり方が存在するのですが、

基本となるのは「呼吸を整えること」です。

つまり、深呼吸で得られる効果が期待できます。

深呼吸と違う所は、瞑想には呼吸に加え、

姿勢、集中、唱える、イメージする、神秘的な何か、

などの要素も重要とされていることです。(瞑想の種類によります

 

 

アファメーション

アファメーションを唱える事で、

思考→アウトプット高める

感情→アウトプット高める

という2つの効果が期待できます。

また、アファメーションの文章を見ることにより、

思考→インプット高める(アファメーションの文章を見る事で思考がそちらに向く

感情→インプット高める(アファメーションの文章を見る事で感情が高ぶる

という効果が期待できます。

また、文章によっては落ち着かせることもできます

 

アファメーションの文章を見ながら/書きながら/聴きながら唱えるというのが効果的です。

 

www.clearskyworld.com

 

考え、気持ちを話す、紙に書く

とにかく、思っていることを書きだすのです

そうすると、思考と感情の両方が整います

感情→アウトプット落ち着かせる

思考→アウトプット落ち着かせる

不思議なことに、どんな文章を書いたとしても、

最終的には思考と感情の両方が落ち着くのです。 

 

ゼロ秒思考

ゼロ秒思考

 
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

イメージ(イメトレ)

こちらは内界→内界 のやり方になります。

イメージトレーニングというのは、

スポーツ選手が、試合の本番を予めイメージしておくことで、

本番時に生じる緊張などをやわらげたり、雑念を振り払う、

というものです。

つまり、感情や思考を整えることができるのです。

また、走るイメージをしたとき、走るときに使う筋肉が動く、という現象が起きます。(不思議ですね)

体を高める効果も期待できます。

 

他にも、

好きなものをイメージして感情を高めたり、

自然をイメージして感情を落ち着かせたり

 

内界で、内界のすべてを高める/落ち着かせる ことが出来るイメージ

 

イメージの力は万能と言えるでしょう。

 

 

睡眠

寝るのは最高の整え方です。

体の疲れはとれ、思考、感情は無意識のうちに整理されます。

無意識のうちに全て整えられるのです。

 

まとめ

基本的に、

高めたかったらイン/アウトプット問わずより高まるほう(あるいは好きなほう)を選び、

落ち着かせたかったらイン/アウトプット問わず落ち着かせるほう(好きなほう)を選べば良いです。

やり方は自分に合ったものを探してください。上にある表はほんの一部なのです。

人によっては、「好きなことをやることで全てが落ち着き、高まる」ということもあります。

そういう人は好きなことやってください。

 

こんがらがっている時、なにか落ち着かないときは、

まずは充分に落ち着かせてから、高めるのが効果的です。

 

色々と書いてきましたが

呼吸を整えること、イメージすること、言葉の力(アファメーション)、

の3つはものすごいので、まずは

深呼吸しましょう

好きなことをイメージしましょう

好きな言葉(アファメーション)を言いましょう

 

 

あと、手軽とはいきませんが、瞑想もかなり効果的です。

 

 

まあ、

あぁ体が疲れているな」と思ったらストレッチしたり、

思考がこんがらがっているなと思ったら紙に書いたり

その時々に適した整え方を実行するだけなのです。

 

その時々に適したことというのは何か?というのは、

自分の声、つまり内界の状態を把握していればわかるのです。

なので一番大切なのは、自分の、内界の声を聴こう/知ろうとする姿勢を持つことなのです。 

 

 

ではまた。